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      <title>ごあいさつ</title>
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      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2011</copyright>
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         <title>小説　『あつあつを召し上がれ』</title>
         <description>はじめての短編集です。
『旅』に連載した六編に、書き下ろし一編を加え、合計七つの食べ物にまつわるお話がおさめられております。

外国の港町でほんのひととき席がとなりになった老夫婦や、友人が何気なく話してくれたエピソード、たまに行くレストランの人気メニューなど、私が実際に見た景色や食べた味、足を運んだ場所などが、物語の種となりました。

中でも、「こーちゃんのおみそ汁」は、実在した女性、安武千恵さんの生き方に強く影響を受けて書いた作品です。
私よりも遅くこの世に生を受けた知恵さんは、乳がんを患い、私よりも早く、３３歳という若さで、この世を去ってしまいました。
千恵さんは、亡くなる前、まだ幼稚園児だったお嬢さんに、おみそ汁の作り方を教えたといいます。
そして今、小学生になったお嬢さんは、毎日おみそ汁を作っているそうです。

生前の千恵さんとお会いすることはできませんでしたが、千恵さんの、まっすぐな強い生き方に、とても強く心を打たれました。
不思議な縁が幾重にもかさなって、まるで千恵さんに導かれるようにして書いたのが、「こーちゃんのおみそ汁」です。
とりわけ思い入れの深い作品となりました。

上梓するにあたり、新潮社、『旅』編集部の伊熊泰子さん、文芸編集部の森田裕美子さん、新潮社装丁室、装画の満岡玲子さんはじめ、たくさんの方のお力をお借りし、お世話になりました。
本の誕生にかかわってくださったすべての方々に、心からのお礼を申し上げます。
本当に、ありがとうございました。

読み終わった時に、少しでもおなかがぽかぽかと温かく感じていただけましたら、幸いです。

また、次の作品でお目にかかれますよう。

２０１１年　１０月末日
小川糸</description>
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         <pubDate>Thu, 27 Oct 2011 12:15:50 +0900</pubDate>
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         <title>小説　『つるかめ助産院』</title>
         <description>生きることは辛いこともあるけれど、それでも生まれてよかったと思えるような物語を書きたくて、精一杯書きました。
今まででもっとも大きな「陣痛」を経験しましたが、その分、愛おしさもひとしおです。
私と主人公「まりあ」の境遇は違いますが、これは、私自身の物語と言えるのかもしれません。
私の魂の欠片みたいなものが、たくさん入った作品になりました。

今回、作品を共にしてくださった集英社の伊礼春奈さんに、心からの感謝を申し上げます。
伊礼さんが、心地よい環境を作ってくださったおかげで、自分の呼吸に合わせた自然なお産をすることができました。
途中、くじけて、「（この作品を）最後まで書けるかどうかわかりません」と弱音を吐いてしまいましたが、その時にくださった、「信じています」という短い一言に、どんなに背中を押されたかわかりません。
この作品が、伊礼さんにとって、担当する初の作品となることを、本当に嬉しく、誇りに思っております。
本当にありがとうございました。

また、渡名喜島への取材も同行してくださり、俯瞰的な立場から折に触れてアドバイスをくださった羽喰涼子さん、『小説すばる』掲載に際して、新入社員でありながらも奮闘してくださった栗原清香さん、お二人にも本当にお世話になりました。
感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、「まりあ」にとっての「つるかめ先生」とも言うべき、私にとっての心の親方、辺銀愛理さん、本当に本当に、どうもありがとう。
愛理さんに出会っていなかったら、この作品はきっと生まれていなかったと思います。
たくさんの感謝の気持ちを込めて、この本を贈ります。

この作品を執筆中、私の数少ない友人達が、続々と身ごもりました。
そして、みんな、無事に身二つとなりました。
私の知らない「妊娠」という未知なる世界については、彼女達がざっくばらんに教えてくれました。
本当に感謝しております。

帯にすばらしいコメントを寄せてくださった、女優の宮沢りえさん、生物学者の福岡伸一さん、
今回もまた、美しい装丁をしてくださった大久保伸子さん、写真の鳥巣佑有子さん、刺繍のみずうちさとみさん、
至らぬ点を多々カバーしてくださった校正者の皆様、
集英社の宣伝や販売に関わってくださったすべての方々に、
心からのお礼を申し上げます。

自分一人でいたらわからないけれど、誰かのそばに行って手を差し伸べることで、自分自身が他の人にとっての温もりになれる。
これは、まりあが南の島で少しずつ体で気づいていったことですが、『つるかめ助産院』も、読んでくださった皆様にとって、そんな存在になれたらいいな、と思っています。

最高に痛かったけれど、本当に気持ちいい「出産」でした。
この作品を書けて、今、すごく幸せです。
『つるかめ助産院』を読んで、少しでも、今ここにいる幸福を、実感していただけましたら、幸いです。

また次の作品で、読者の皆様とお会いすることができますように！

２０１０年　師走
小川糸


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         <link>http://www.ogawa-ito.com/aisatsu_blog/2010/12/post_6.html</link>
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         <pubDate>Thu, 02 Dec 2010 10:42:33 +0900</pubDate>
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         <title>小説　『ファミリーツリー』</title>
         <description>この作品は、私にとって、とても意味のある一冊のような気がします。
『食堂かたつむり』でデビューさせていただいたのが去年の一月、まだ二年も経っていないのが信じられないくらい、濃密な時間を過ごしてきました。
そんな中で、今、『ファミリーツリー』を発表できることは、とても幸せなことに感じています。

後ろを振り向かず、前だけを見て書きました。
いわゆるプレッシャーという意味では、前作の『喋々喃々』とは比較にならないほど、大きかったように思います。
書いている間は、とにかく夢中でした。
意識が朦朧とする中ゴールを切った、マラソンのようでした。

私の中でも、たくさんの葛藤があり、悩みがあり、編集の間は本当に苦しかったです。
作品と共に、心中してしまいたいような気持ちになる時もありました。
でも、その苦しみの中から抜け出せた時、この作品が、私にとってかけがえのない「わが子」になりました。
今は、親バカかもしれませんが、愛しくてかわいくて仕方ありません。

今回も、そんな私を沿道から励ましてくださったのは、ポプラ社の吉田元子さんでした。
吉田さんには、いくら感謝しても、感謝しきれません。
4月頃、最初に原稿をお渡しした時、吉田さんはこの作品を「美しい野生の馬」のようだと言ってくださりました。
要するに、暴れ馬だったのだと思います。
それを、数ヶ月かけて、今度は吉田さんと二人三脚で、少しずつ、少しずつ、飼い慣らし、乗り心地のよい馬になるよう努めてまいりました。

吉田さんには、本当に苦労をたくさんかけてしまいましたが、私はこの作品を吉田さんと共に作ることができて、本当に嬉しいです。
きっと、担当してくださったのが吉田さんだから、この作品を書くことができたのだと思います。
本当にありがとうございました。

また、作品にこんなにも美しい衣装を着せてくださった、装丁の大久保伸子さん、イラストの新目恵さん、本当にありがとうございました。
何度見ても、本の奥から風が吹いてくるように感じます。

そして、スケジュールの調整など、私がもっとも苦手とする分野の窓口となってくださったアミューズの大川弘美さんも、本当にありがとうございました。

この作品を書けたことで、私はとても自由になれた気がしています。

『ファミリーツリー』が、読者の皆様の心のど真ん中に、ジェット機みたいにびゅーんと飛んでいくことを願ってやみません。

この本を手に取ってくださるすべての方に、心から感謝申しあげます。

2009年11月
小川糸</description>
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         <pubDate>Tue, 03 Nov 2009 12:00:07 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>小説　『喋々喃々』</title>
         <description>前作『食堂かたつむり』の刊行から、ほぼ一年が経ちました。
思いがけず、本当に多くの方に本を読んでいただけたこと、心から嬉しく思っております。

この一年間でたくさんの方とのご縁ができ、素敵な出会いも数多くありました。
私の生活も大きく変わり、「書く」ことが暮らしの柱になりました。
慌ただしく時間が過ぎていくこともありましたが、その中で生まれた作品が、『喋々喃々』です。
約一年を通して、「asta*」に連載させていただきました。

もちろん、デビュー作の反響が大きかっただけに、第２作へのプレッシャーが全くないかというと、そんなことはありません。
本当は、足がすくみそうなほど、怖くなることもありました。
ただ、ベストは尽くせたのではないかと思います。

今回もまた、完成するまでに、多くの方々のお力を貸していただきました。

まずは、作中に登場してくださった谷中界隈のお店の方々に、心からお礼を申し上げます。
谷根千エリアに残る空気の美しさや人の優しさをどうにかして言葉で表現したい、そんな思いを胸に書かせていただきました。
少しでも、現実の町の雰囲気に近付いていることができましたら、幸いです。

また、『食堂かたつむり』に引き続き、今回も作品に美しい衣装を着せてくださった、装丁の大久保伸子さん。
素敵な切り紙をたくさん作ってくださった、切り紙作家の矢口加奈子さん。
「asta*」での連載時に、毎回しっとりと美しいイラストを描いてくださった、松尾ミユキさん。
本当に、ありがとうございます。

校正者さん、印刷や製本に携わってくださった方々にも、心から感謝申し上げます。

そして、『喋々喃々』もまた、ポプラ社の吉田元子さんにお世話になりました。
吉田さんは、私にはもったいないくらいの、素晴らしい編集者です。
私は、吉田さんと二人三脚で作品を生み出せることを、本当に有り難く思っております。
イキの合う編集者と巡り逢えた私は、作家として、本当に幸せ者です。

アミューズの大川弘美さんにも、たいへんお世話になりました。
私が書くことに集中できるよう、スケジュールの管理など、私がもっとも苦手する分野を、手際よく仕切ってくださり、本当に感謝しております。

ポプラ社、アミューズのみなさま、本当にありがとうございました。
この作品に関わってくださったすべての皆様に、心から感謝申し上げます。

そして、縁あって、この本を手にしてくださる読者の皆様、本当に本当にありがとうございます。
この作品が、ほんの少しでも心の糧となることができましたら、作者として、そんなに嬉しい事はありません。

また、次の作品でお会いできる日まで。

小川糸</description>
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         <pubDate>Sat, 31 Jan 2009 19:34:13 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>小説　『食堂かたつむり』</title>
         <description>本、特に物語を読むことは、その作者と、旅をするようなものだと思います。
ピクニックのような小旅行もあれば、大きなスーツケースを引き連れての、長旅もあり。
同じ列車に乗っていても、右と左では全く景色が違ったり。
夜、共に同じベッドで眠ったり。
本を読むことは、作者と読者の、一対一の密接した関係です。

気がつくと、物語を書く人になりたい、と思っていました。
その思いは、強くなったり弱くなったり、時に濃度を変えながら、それでも絶えず、私の胸にくすぶっていました。
書くことは、私にとって、永遠に慕い続ける恋人のようなもの。

苦節十年、ようやくのデビュー作です。
明かり一つない長いトンネルの中で、けれど優しさや愛情を持って接してくださったみなさんに、心から感謝します。

また、このような最良の道を切り開いてくださったポプラ社、吉田元子さん。
吉田さんとの出会いは、私にとっての宝物です。
吉田さんに声をかけていただかなかったら、私は書くことを諦めていたかもしれません。

そして、優しいけれど力強さのある見事な装丁をしてくださった大久保伸子さん、
日なたの匂いのする素敵な絵を描きおろしてくださった、大すきなイラストレーター・石坂しづかさん、
本当にありがとうございました。
このような美しい本を手に作家としてスタートラインに立たせていただけること、本当にありがたく思います。

ご多忙の中、快く本を読んでくださった、スピッツの草野マサムネさん、ポルノグラフィティの岡野昭仁さんにも、心からのお礼を言いたいです。
お二人からいただいた帯の言葉、じんわりと胸に響きました。

宣伝にご尽力くださった、アミューズの大川弘美さん、
その他、直接お会いすることはありませんでしたが、校正者さん、印刷所の方、ポプラ社の宣伝・営業担当のみなさん、アミューズ関係者、応援してくださる書店さん、関わってくださったすべての方に、感謝の言葉を贈ります。

これから私は、『食堂かたつむり』という一冊の本を胸に、一歩ずつ、作家としての道を歩んでいきます。
山あり谷ありの茨の道ですが、全身全霊で料理を作った主人公・倫子のように、私も、出会えてよかったと思っていただけるような作品を目指し、日々、精進していきたいです。

最後に、人生の何億分の一かわかりませんが、旅の相手に選んでくださる読者のみなさんに、心からの感謝の気持ちを伝えます。
本当にありがとう。
『食堂かたつむり』が、あなたにとって、少しでも生きる糧になれれば、幸いです。

いつかまた、次の作品でお会いできることを祈りながら。

２００８年１月
小川糸
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         <pubDate>Fri, 11 Jan 2008 11:23:08 +0900</pubDate>
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         <title>絵本「ちょうちょ」</title>
         <description>まだ世界の大きさや海の深さを知らなかった幼い頃、
私はちょうちょになりたいと思っていました。
ふわふわと、そよ風の背中でサーフィンをするちょうちょ達は、私にとっての憧れでした。

けれど、大人になって、自分はもうちょうちょにはなれないと知りました。
永遠に待ちぼうけても、背中から美しい羽は生えてこない。
それでも、私はいつか、ちょうちょになりたい。
私たちの心には、いつだって、小さな小さな女の子が住んでいます。

胸に響く優しいイラストを描いてくださったのは、コイヌマユキさん。
美しい装丁をしてくださったのは、ファンタジスタの榊原直樹さん。
３人でひとつの作品を生み出せたことは、私にとっての大きな誇りです。
どうもありがとうございます。

また、このような素晴らしい機会を与えてくださった、プロデューサー・ながさかじゅんこさん、
最初から最後まで伴走してくださった講談社の沖本健一さんはじめ編集部のみなさん、
サイトの連載でお世話になった、digの本江慶一さん、
こころ温まる帯の言葉を書いてくださった女優・菊池桃子さん、
そして、貴重なアドバイスや応援をしてくださった多くの方々、

本当にこころからの感謝を申し上げます。
みなさまのおかげで、素敵な絵本を誕生させることができました。

「ちょうちょ」が、誰かにとっての温かく優しい光になれれば、幸いです。
生きとし生けるものが、幸せでありますように！

２００７年１１月
あとがきに代えて
糸</description>
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         <pubDate>Thu, 19 Jul 2007 12:51:50 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>小川 糸</title>
         <description><![CDATA[作家。
1973年生まれ。

2008年、『食堂かたつむり』（ポプラ社）で小説デビュー。
2009年、『喋々喃々』、『ファミリーツリー』を発表する。
2010年には、『食堂かたつむり』が映画化。

趣味は、料理とバードウォッチング。

株）アミューズ　所属　（<a href="http://www.amuse.co.jp/" target="_blank">http://www.amuse.co.jp/</a>）

]]></description>
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         <pubDate>Sat, 03 Feb 2007 18:39:37 +0900</pubDate>
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